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home>〜私の自由帳〜>横山 将義 (一社)日本バルブ工業会 監事

横山 将義 (一社)日本バルブ工業会 監事

「~書道から学ぶこと、感じること~」

2021-09-01

(一社)日本バルブ工業会 監事
早稲田大学教授
横 山 将 義

ちょうど10年前、およそ25年ぶりに書道を再開した。40代に入って仕事に追われる日々であり、妻からの「ゆとりの時間が必要では」とのアドバイスにしたがったものである。週に1度の教室であるが、実に気分がよい。
まず、教える立場の者が教えを請う立場にあることが刺激的であった。このことがメインであれば仕事の延長になりかねない。楷書、行書、草書などさまざまなジャンルがあるが、いずれにおいても、師からは、一文字の中の線の強弱やバランスに加えて、全体のバランス、白地と黒地のバランス、筆遣いの変化などを指導いただいている。1枚の半紙に6文字の課題となると、これがなかなか難しい。しかし、難しいからこそ、楽しいという側面もある。古典作品の臨書となれば、筆者の筆遣い、考えや意図などを学ぶことになり、難しさはさらに増していく。

 

さて、翻ってみて、書道から何を得ているかということになると、部分の最適化(1文字のバランスなど)と全体の最適化(1枚の半紙におけるバランスなど)を同時に得ることは困難を極めるということであろう。「木を見て森を見ず」というが、部分の最適化の積み上げが必ずしも全体の最適化になるとは限らない。反対に、「森を見て木を見ず」で、全体の最適化を求めることが部分の最適化につながるとも限らない。これは当会に属する会員諸氏の組織においても同様であろう。

経済でも同じことがいえる。たとえば「倹約のパラドックス」が広く知られている。個人レベルでは質素倹約が美徳とされても、経済全体では倹約が進むと貯蓄が増えてしまい、かえって景気は悪化するというものである。ミクロレベルで良いとされることであっても、マクロレベルでは同様のことがいえないわけである。

このような中では「木(部分)を見て、かつ森(全体)も見る」ことが必要なのであろうが、バランスをとりすぎると前に進めなくなったり、中途半端になる可能性がある。両者は、一方が他方に優先するというものではなく、並列的な関係にある。やはり、全体も部分も見ることができる、上の立場にある者が明確な方針やビジョンを示し、適切にマネジメントすることが必要なのではなかろうか。

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